オーデマピゲが世界三大時計ブランドと称される理由
オーデマピゲは、1875年にスイスのジュウ渓谷にあるル・ブラッシュという町で、ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲの2人の時計技師によって創業されました。ブランドネームは2人の名前の一部を合わせてつけられたものです。一般的にはロレックスやオメガの方が知名度が高いですが、オーデマピゲはそれらの高級ブランド時計の上を行く雲上ブランドと呼ばれるもので、さらに雲上ブランドの中でも最高クラスとして君臨しています。
創業者である2人の技術や経営センスが優れていたことから、オーデマピゲは続々と店舗を増やし、大きく成長していきました。そして、1972年にオーデマピゲを代表するモデル・ロイヤルオークが誕生します。ロイヤルオークのデザイン性はラグジュアリーウォッチの世界に革命を起こし、スポーツモデルの元祖ともなったのです。現在でもロイヤルオークは非常に人気が高く、資産価値の高いモデルとしてもよく知られています。例え現行品であっても正規店ではなかなか手に入らないほどの稀少性も手伝い、高い買取相場を保っているのです。
オーデマピゲは、そんな著名なメーカーの中では珍しく、創業当初より立地を変更することなく、さらに家族経営が続けられています。経営者が変われば経営方針やブランドイメージなどが大きく変化することもありますが、オーデマピゲは創業当初からの伝統や技術力を守り、維持したまま今に至っているのです。その品質の高さ、高い技術力、伝統とブランド価値から総合的に判断して、オーデマピゲは世界三大時計ブランドと称されるに値するメーカーだといえます。
オーデマピゲ ロイヤルオークの買取相場
オーデマピゲの代表作であるロイヤルオークは、八角形のベゼルが特徴のラグジュアリースポーツウォッチです。オーデマピゲのモデルの中でももっとも高い買取相場が期待できます。ロイヤルオークの2022年3月時点での買取相場の例をいくつか紹介しましょう。ロイヤルオーク15202ST.OO.1240ST.01は定価が264万円でしたが、現在の価格は646万100円、買取相場は358万円です。ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.03は定価が198万円でしたが、現在の価格は400万円、買取相場は500万円です。ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.01の定価は198万円でしたが、現在の価格は400万円、買取相場は470万円です。
買取相場は常に変動しており、これからも上がる可能性もありますが逆に下がる可能性もあります。売却を考えている人は日々価格変動をチェックして、売り時を見計らうと良いでしょう。
資産価値の高いオーデマピゲの売却はなるべく条件の良いタイミングで
世界三大時計ブランドといわれるだけのことはあり、オーデマピゲの時計はもともとその資産価値の高さが魅力です。しかし、新モデルの発表や現行モデルの製造中止、そして他ブランドの人気動向など、そのときどきの状況によって買取相場は変動しています。少しでも良い条件で売却できるよう、ラグジュアリーウォッチの世界にアンテナを張り巡らせておきましょう。
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執筆者情報
田崎 賢（たさき けん）
ブランド買取鑑定士
数万点にも及ぶブランド品売買の経験で得た知識から、ブランド品に関する旬な話題やお得な情報、購入時や売却時のポイントなどを発信しております。
