ロレックスのリューズの種類まとめ!マーク別の特徴や素材の違いを解説

ロレックスのリューズの種類まとめ!マーク別の特徴や素材の違いを解説

「ロレックスのリューズってどうやって見分けるの?」
「リューズの種類や特徴について詳しく知りたい!」

そう思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ロレックスのリューズには種類や機能の違いがあり、それぞれの特徴を理解することで時計の魅力をより深く知ることができます。

本記事では、ロレックスのリューズの特徴、種類別の違い、素材や刻印の意味について詳しく解説していきたいと思います。

目次

ロレックスのリューズとは?基本情報を解説

ロレックスのリューズ

ロレックスのリューズは、時計の操作性や防水性能において非常に重要な役割を果たしています。

リューズの目的
  • 時刻の調整
  • 日付の調整
  • 手巻き機能

特にロレックスでは「ねじ込み式リューズ」を採用しており、この仕組みによって優れた防水性と耐久性を実現しているのが特徴です。

リューズのデザインや機能にはモデルごとの個性があり、マークや素材の違いも魅力のひとつです。

まずはリューズの基本的な役割について詳しく見ていきましょう。

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腕時計のリューズの役割

リューズは、腕時計の「操作用ダイヤル」として、時間調整や日付変更を行うために使います。

ロレックスのリューズは、ねじ込み式が採用されており、操作時には緩めて引き出すことが必要です。

また、手巻き式のモデルではゼンマイを巻くための重要な役割も果たします。

時計内部の機械に直接アクセスする部分であるため、リューズの設計は精密で耐久性が高く、長期間の使用を想定して作られています。

さらに、防水性や防塵性を高めるため、特殊な構造が取り入れられている点も特徴です。

「ねじ込み式」と「引き出し式」の2パターンある

ロレックスのリューズには

  1. ねじ込み式
  2. 引き出し式

の2つのパターンがあります。

ねじ込み式は、リューズをケースにねじ込むことで高い防水性を確保する仕組みです。

一方、引き出し式は、リューズをそのまま引き出して操作するタイプで、一部の時計に採用されています。

ねじ込み式は特にダイバーズウォッチや高い防水性能を求められるモデルで使用されますが、引き出し式は、より簡単な操作性を重視したデザインです。

用途やモデルによって使い分けられており、それぞれメリット・デメリットがあります。

ねじ込み式リューズ引き出し式リューズ
操作方法リューズを反時計回りに回して緩めた後、引き出して使用。操作後は時計回りに締め付けて密閉する必要あり。リューズを直接引き出して操作し、そのまま押し戻して完了。締め付けの操作は不要。
特徴防水性・防塵性が高く、時計内部を外部環境からしっかり保護する設計。耐久性も高い。操作が簡単で手軽。密閉性はねじ込み式に劣るが、内部構造がシンプル。
用途ダイバーズウォッチや防水性能が重視されるモデルに使用。日常使いの時計や防水性能がそこまで必要ないモデルに使用。
代表モデルサブマリーナー、シードゥエラーなどのダイバーズウォッチ一部のドレスウォッチやビンテージモデル

ロレックスのリューズの種類

ロレックスのツインロックリューズ

ロレックスのリューズは、モデルごとに異なる設計が施されており

  1. ツインロックリューズ
  2. トリプロックリューズ

など御座います。

これらは防水性能や密閉性に優れた構造を持ち、使用する環境に合わせた設計となっています。

それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。

ツインロックリューズ

ツインロックリューズは、ロレックスのスタンダードモデルに採用されている防水リューズです。

完全防水を実現する為、ロレックスが1950年代前半に開発しました。

「ツイン(Twin)」という名前の通り、2重の防水システムを持ち、防水性を確保しながらシンプルな構造を実現しているリューズです。

このリューズは、デイトジャストやオイスターパーペチュアルなど、日常使いに適したモデルに搭載されています。

防水性能は100m程度で、日常生活では十分な耐水性を持っています。

耐久性も高い一方で、過酷な環境ではトリプロックリューズに比べてやや劣る点が特徴です。

トリプロックリューズ

トリプロックリューズは、ダイバーズウォッチやプロフェッショナルモデルに採用されている高度な防水リューズです。

「トリプル(Triple)」という名前の通り、三重構造のパッキンを装備した防水システムを持っています。

この構造により、サブマリーナーやシードゥエラーなどのモデルでは、300m以上の防水性能を実現しています。

各モデルの防水性能
  • サブマリーナー:300m(1,000ft)
  • シードゥエラー4000:1220m(4,000ft)
  • ディープシー:3,900m(12,800ft)

外観上ではリューズの横に3つのドットが刻印されているのが特徴です。

3つのドットが刻印されていることで、トリプロック仕様であることを示しています。

高い防水性と耐久性を兼ね備え、過酷な環境下でも信頼性を発揮するリューズです。

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ロレックスのリューズに刻印された「マーク」の種類

3つのロレックスのリューズ

ロレックスのリューズには、王冠マークや点の数など、様々な刻印が施されています。

これらの刻印には、それぞれのモデルや機能特性に関する情報が込められています。

マークの種類や意味について詳しく解説します。

王冠マークの種類と意味

ロレックスのリューズには、ブランドを象徴する「王冠マーク」が刻印されています。

王冠マークは、リューズの素材やモデルによってデザインが微妙に異なります。

例えば、ゴールドやプラチナモデルのリューズには、金属の質感を反映した繊細な王冠マークが施されているのが特徴です。

また、プロフェッショナルモデルでは、防水性能を象徴する意味合いも含まれる場合があります。

王冠マークはロレックスのアイデンティティを示し、時計の高級感をさらに引き立てています。

リューズの点の数が示す特徴とは?

リューズの横に刻まれた点の数は、リューズの種類や防水性能を示しています。

2つの点はツインロックリューズ、3つの点はトリプロックリューズという意味です。

また、点の形状や配置によって、使用されている素材やモデルの違いが分かる場合もあります。

点の数は単なる装飾ではなく、時計の性能や特徴を識別するための実用的な情報として活用されています。

点の数を確認することで、モデルに適した用途を知ることが可能です。

その他のマークに隠された秘密

リューズには、王冠マークや点以外にも、特定のモデルや限定版にのみ使用される特殊なマークが存在します。

例えば、一部の限定モデルには特別なシンボルが刻印されており、コレクターズアイテムとしての価値は高いです。

また、素材を示す記号や製造年を示すコードが隠されている場合もあります。

これらのマークは、時計の歴史や背景を知る手がかりとなり、ロレックスの魅力をさらに深く理解することに繋がります。

リューズの素材別の特徴と違い

異なる素材で作られた3種のリューズ

ロレックスのリューズは、

  • オイスタースチール(ステンレススチール)
  • ゴールド(金無垢)
  • プラチナ

など、様々な素材で作られています。

それぞれの素材には独自の特徴があり、時計全体のデザインや性能に影響を与えています。

また、特徴の違いがそれぞれの魅力を引き出しているため、幅広い層からロレックスが愛されている理由のひとつです。

以下で、素材ごとの違いを詳しく見ていきます。

ステンレススチール製のリューズの特徴

ステンレススチール製のリューズは、耐久性とコストパフォーマンスに優れた素材です。

特にロレックスでは、独自の「オイスタースチール」を使用しており、通常のステンレスよりも耐食性が高い特徴があります。

この素材は、デイトジャストやエクスプローラーなど、様々なモデルに採用されています。

シンプルで実用的なデザインが魅力であり、日常使いに適したリューズです。

さらに、メンテナンスがしやすい点も、多くのユーザーに支持される理由の一つです。

ゴールド製リューズの魅力と注意点

ゴールド製のリューズは、高級感と華やかさを兼ね備えています。

  • イエローゴールド
  • ホワイトゴールド
  • エバーローズゴールド

など様々な種類があり、それぞれに異なる魅力があります。

ただし、ゴールドは柔らかい素材のため、ステンレススチールと比較すると傷がつきやすい点には注意が必要です。

そのため、使用時には丁寧な取り扱いが求められます。

ゴールド製リューズは、特にフォーマルな場面や特別なシーンでの使用に適しています。

プラチナ製リューズの高級感

プラチナ製のリューズは、ロレックスの中でも最上級の素材として位置づけられています。

その重厚感と美しい輝きは、他の素材では得られない独特の存在感を持っています。

しかし、プラチナは非常に高価であり、それに伴いメンテナンス費用も高くなりやすいです。

そのため、プラチナ製リューズは主に限定モデルや高級ラインに採用されることが多いです。

プラチナ素材を使用した時計は、所有することで特別な満足感を得られます。

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リューズの種類別の防水性と耐久性の違い

深海のシードゥエラー

ロレックスのリューズは、種類によって防水性や耐久性が異なります。

特に、ツインロックリューズとトリプロックリューズでは、その性能に明確な違いがあります。

以下で、それぞれの特徴を解説します。

ツインロックリューズトリプロックリューズ
防水性能防水性能は最大100m程度。日常生活防水や軽い水辺での使用に十分対応可能。防水性能は最大300m以上。ダイビングや過酷な水中環境でも安心して使用できる。
耐久性耐久性は高いが、極端な過酷環境には不向き。非常に高い耐久性を持ち、プロフェッショナル用途にも対応可能。
使用用途デイトジャストやオイスターパーペチュアルなど、日常使いの時計に採用されることが多い。サブマリーナーやシードゥエラーなど、防水性能が求められるダイバーズウォッチやプロフェッショナルモデルに採用される。

ツインロックリューズの防水性能

ツインロックリューズは、2重のシーリングシステムを採用しており、日常生活に十分な防水性能を持っています。

主に100m防水のモデルに採用されており、雨や水しぶき程度なら問題なく対応できます。

このリューズは、シンプルで扱いやすい設計が特徴的です。

ただし、過酷な環境下での使用には限界があるため、ダイビングなどには適していません。

そのため、日常使いに最適なリューズと言えます。

トリプロックリューズの仕組みと特徴

トリプロックリューズは、3重のシーリングシステムを持ち、プロダイバーレベルの非常に高い防水性能を誇ります。

このリューズは、300m以上の防水性能を持つダイバーズウォッチに採用されており、プロフェッショナルダイバーにも信頼されています。

各モデルの防水性能
  • サブマリーナー:300m(1,000ft)
  • シードゥエラー4000:1220m(4,000ft)
  • ディープシー:3,900m(12,800ft)

トリプロックの特徴は、ケースとリューズの接触部分を完全に密閉する構造です。

これにより、高い耐久性と信頼性を実現しています。

水中での使用を想定した設計のため、過酷な環境下でも安心して使用できるリューズです。

ロレックスリューズの選び方とメンテナンス方法

ロレックスをメンテナンスする

リューズは、時計の性能やデザインに大きく影響を与える重要なパーツです。

そのため、モデルや用途に合わせた選び方や、定期的なメンテナンスが求められます。

以下で詳しく解説します。

リューズの選び方:モデルや用途に合わせて

リューズを選ぶ際は、使用する環境やモデルの特性を考慮することが重要です。

例えば、日常使いであれば、ツインロックリューズを搭載したシンプルなモデルが適しています。

一方、ダイビングやアウトドア活動を想定する場合は、防水性の高いトリプロックリューズを選ぶのが理想です。

また、素材やデザインも選び方のポイントになります。

用途に応じて最適なリューズを選ぶことが、時計を長く愛用するための第一歩です。

定期的なメンテナンスが重要な理由

リューズは、時計の中でも特に頻繁に使用されるパーツであり、その分摩耗や劣化が進みやすい部分です。

そのため、定期的なメンテナンスを行うことで、リューズの性能を維持することが出来ます。

特に防水性能を保つためには、ゴムパッキンの交換や内部の点検が必要です。

また、リューズが正しく機能していない場合、時計全体の精度にも影響を及ぼす可能性があります。

プロの手によるメンテナンスを受けることで、時計を最良の状態に保つことが出来ます。

まとめ

ロレックスのリューズは、時計の操作性や防水性を支える重要なパーツです。

種類や素材、刻印など、多くの特徴があり、モデルごとに異なる個性を持っています。

リューズの性能やデザインを知ることで、時計の魅力をさらに深く理解することが出来ます。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、時計を長く愛用することが可能です。

リューズの知識を活用して、自分に最適なロレックスを見つけてみましょう。

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執筆者情報

田崎 賢(たさき けん)
ブランド買取鑑定士

数万点にも及ぶブランド品売買の経験で得た知識から、ブランド品に関する旬な話題やお得な情報、購入時や売却時のポイントなどを発信しております。

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