「ロレックスのニックネームってどういう意味？」
「どのモデルにどんなニックネームがあるんだろう？」

そう思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ロレックスのニックネームには、それぞれのモデルの特徴や背景が反映されており、時計愛好家やコレクターの間で親しまれています。

今記事では、ロレックスのニックネームの由来や代表的なモデルの愛称、そしてそれぞれの時計が持つ魅力について詳しくご紹介していきたいと思います。

サブマリーナーのニックネーム

ロレックスの中でも「サブマリーナー」は非常に人気の高いモデルであり、多くのニックネーム（ペットネーム）が存在します。

それぞれのニックネームには、特徴的なデザインやカラー、さらにはその時代背景や使用した著名人などが由来となっています。

これらの愛称はファンやコレクターの間で親しまれ、モデルの個性を引き立てる重要な要素です。

以下に、代表的なサブマリーナのニックネームを紹介します。

Ref. 116610LV 緑ベゼル「ハルク」

緑のセラミックベゼルと緑文字盤が特徴のRef. 116610LVは、アメリカンコミックのキャラクター「ハルク」にちなんで名付けられました。

緑一色の鮮やかな色合いと、サブマリーナの力強いデザインが、ハルクのイメージと重なることからこの愛称が広まりました。

2010年に登場し、2020年に生産終了しましたが、その独特なデザインと存在感は今もなお高い人気を誇ります。

生産終了後は市場価値も上昇し、コレクターズアイテムとして注目されています。

Ref. 116619LB, 126619LB 青ベゼル「スマーフ」

Ref. 116619LBや126619LBは、青いセラミックベゼルと白文字盤の組み合わせが特徴で、「スマーフ」というニックネームで知られています。

このニックネームは、青を基調としたデザインがアニメキャラクター「スマーフ」を連想させることに由来します。

ホワイトゴールドケースを採用しており、高級感あふれるモデルです。

独特の配色と素材の組み合わせが、他のサブマリーナーとは一線を画す魅力を生み出しています。

Ref. 16610LV 緑ベゼル「カーミット」

Ref. 16610LVは、緑のアルミベゼルと黒文字盤が特徴で、「カーミット」と呼ばれています。

この愛称は、緑色のベゼルが『セサミストリート』の人気キャラクター「カーミット」を連想させることに由来します。

このモデルはサブマリーナー誕生50周年記念として2003年にリリースされました。

その後、2010年に生産終了となりましたが、記念モデルという特別感とその魅力的なデザインが現在でも多くのファンを惹きつけています。

Ref. 126610LV 緑ベゼル「スターバックス」

Ref. 126610LVは、緑のセラミックベゼルと黒文字盤が特徴で、「スターバックス」の愛称で親しまれています。

2020年に発表されたこのモデルは、緑と黒の配色がスターバックスのロゴカラーに似ていることから名付けられました。

前モデル「ハルク」とは異なり、文字盤が黒色であることが特徴です。

モダンなデザインと高い実用性を兼ね備えた、現行サブマリーナーの中でも注目度の高い1本です。

Ref. 168000 黒ベゼル「トリプルゼロ」

Ref. 168000は、黒いベゼルと文字盤を持つサブマリーナーで、「トリプルゼロ」の愛称で知られているモデルです。

このニックネームは、モデル番号の末尾「000」に由来しています。

1988年から1989年までの約9カ月間のみ製造された非常に短命なモデルであり、コレクターの間では希少性の高いモデルとして知られています。

ステンレススティールの材質が改良され、耐久性がさらに向上した革新的なモデルでもありました。

Ref. 126619LB 青ベゼル「クッキーモンスター」

Ref. 126619LBは、青いセラミックベゼルとブラックダイヤルを持ち、「クッキーモンスター」の愛称で親しまれているモデルです。

この愛称は、鮮やかなブルーの配色が『セサミストリート』のキャラクター「クッキーモンスター」をイメージさせることに由来します。

このモデルはホワイトゴールドケースを採用しており、ラグジュアリーでありながらスポーツモデルとしての実用性も兼ね備えています。

その独自のデザインは、日常使いから特別なシーンまで幅広く活躍することから人気が高いです。

Ref. 6538 黒ベゼル「ジェームズ・ボンド」

Ref. 6538は、「ジェームズ・ボンド」という愛称で知られています。

このモデルは映画『007』シリーズの初期作品でショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドが着用していたことで有名になりました。

黒いベゼルとシンプルな文字盤が特徴で、クラシックなサブマリーナの象徴とも言えるデザインです。

そのエレガントかつ堅牢な作りは、映画の中のスタイリッシュなスパイのイメージとも見事にマッチしています。

Ref. 126613LB 青ベゼル「ブルージー」

Ref. 126613LBは、青いセラミックベゼルと青文字盤が特徴で、「ブルージー（Bluesy）」の愛称で親しまれているモデルです。

このモデルはステンレススティールとイエローゴールドのコンビケースを採用しており、スポーティさと高級感を兼ね備えています。

鮮やかなブルーの配色が、海を彷彿とさせるデザインで多くのファンを魅了しています。

その美しさと耐久性から日常使いにも適しており、幅広いシーンで活躍する一本です。

Ref. 1680 赤ロゴ「赤サブ」

Ref. 1680は、「赤サブ」の愛称で知られるサブマリーナです。

このニックネームは、文字盤に記された「SUBMARINER」の文字が赤色で印刷されていることに由来します。

1960年代後半から1970年代前半にかけて製造されたモデルで、非常に希少性が高く、コレクターの間で特に人気です。

その赤いロゴが全体のデザインを引き立て、ヴィンテージロレックスの中でも特別な存在感を放っています。

Ref. 6200 黒ベゼル「キング・サブ」

Ref. 6200は、「キング・サブ」というニックネームを持つサブマリーナです。

この愛称は、初期モデルでありながら、より大きなリューズと高い防水性能を備えたことから、サブマリーナの中の「王様」として名付けられました。

1954年に登場したこのモデルは、サブマリーナの原点とも言える存在です。

クラシックなデザインと歴史的意義を持つこの時計は、多くのヴィンテージ愛好家にとって垂涎の的となっています。

Ref. 5510, 6200, 6538「ビッグ・クラウン」「デカリューズ」

Ref. 5510、Ref. 6200、Ref. 6538は、大きなリューズを搭載していることから「ビッグ・クラウン」または「デカリューズ」と呼ばれているモデルです。

この特徴的なリューズは、ダイバーが手袋を着けたままでも操作しやすいように設計されています。

これらのモデルは、サブマリーナの初期シリーズの一部であり、クラシックなデザインと実用性を兼ね備えた時計です。

高い耐久性と象徴的なデザインが、多くのコレクターを魅了します。

Ref. 6538, 5513, 5517「ミルサブ／ミリサブ」

「ミルサブ」または「ミリサブ」と呼ばれるRef. 6538、Ref. 5513、Ref. 5517のモデルは、イギリス軍に採用された特別仕様のサブマリーナーを指します。

これらのモデルには、軍用仕様として独自の特徴が加えられており、特に太い針や特別なケースバックがその象徴です。

軍用としての耐久性を重視して設計されており、通常のサブマリーナとは一線を画す存在です。

その希少性と歴史的背景から、コレクターの間で非常に高い評価を受けています。

Ref. 5513 黒ベゼル「バート・シンプソン」

Ref. 5513は、黒いベゼルと独特な文字盤のフォントが特徴で、「バート・シンプソン」というニックネームで知られているモデルです。

この愛称は、特にインデックスの形状がアニメ『ザ・シンプソンズ』のキャラクター「バート・シンプソン」を連想させることに由来しています。

ヴィンテージロレックスの中でも一風変わったユニークなニックネームを持つモデルであり、コレクターの間で注目されています。

Ref. 1680/8, 16803「フジツボ」

Ref. 1680/8やRef. 16803は、「フジツボ」の愛称で親しまれているモデルです。

このニックネームは、文字盤のインデックス周囲に見られる劣化による独特の変色が、フジツボを連想させることに由来します。

こうした経年変化は、ヴィンテージモデルならではの魅力です。

同じ変化を持つ時計が二つとないことから、コレクターにとって特別な価値があります。

その美しいエイジングが、ヴィンテージロレックスの醍醐味を象徴しています。

GMTマスター/GMTマスターⅡのニックネーム

GMTマスターおよびGMTマスターⅡは、ロレックスの中でも旅行者やパイロットに愛されるモデルとして知られています。

二つのタイムゾーンを同時に表示できる実用性と、特徴的なベゼルカラーによって、多くのユニークなニックネームが生まれました。

これらの愛称は、時計のカラーリングやデザインの特徴、さらにはその歴史的背景に由来しています。

以下に、代表的なニックネームを持つモデルを紹介します。

Ref. 16700, 16710 赤/青ベゼル「ペプシ」

赤と青のツートンベゼルを持つRef. 16700やRef. 16710は、「ペプシ」の愛称で親しまれています。

このニックネームは、ベゼルの配色がペプシコーラのロゴカラーを連想させることから生まれました。

初代GMTマスターから続く伝統的なデザインで、現在でも非常に高い人気を誇るモデルです。

実用性だけでなく、その鮮やかな色合いがファッションアイテムとしても注目されています。

Ref. 16710 赤/黒ベゼル「コーク」

赤と黒のツートンベゼルを持つRef. 16710は、「コーク」の愛称で知られています。

このニックネームは、ベゼルの配色がコカ・コーラのロゴを連想させることから付けられました。

「ペプシ」と並ぶ人気モデルであり、赤と黒という洗練されたカラーリングが多くのファンを魅了しています。

現在では生産終了しているため、市場では希少性が高まっています。

16710 茶ベゼル「ルートビア」

茶色のベゼルを持つRef. 16710は、「ルートビア」の愛称で知られているモデルです。

このニックネームは、アメリカの炭酸飲料「ルートビア」の色に由来しています。

ゴールドと茶色の組み合わせが高級感を醸し出しており、GMTマスターの中でも特にユニークなモデルとして評価されています。

ヴィンテージ市場でも注目される一本です。

Ref. 16760 「ファットレディ」「ソフィア・ローレン」

Ref. 16760は、GMTマスターⅡの初代モデルとして登場し、「ファットレディ」や「ソフィア・ローレン」というニックネームで親しまれています。

この愛称は、ケースが従来モデルよりも厚みのあるデザインになったことに由来しています。

そのボリューム感は、イタリアの女優ソフィア・ローレンの曲線美を連想させるとして名付けられました。

堅牢なデザインと高い実用性が特徴です。

Ref. 116710BLNR 青/黒ベゼル「バットマン」

青と黒のツートンベゼルを持つRef. 116710BLNRは、「バットマン」の愛称で知られています。

この愛称は、ベゼルの配色がアメリカンコミックのヒーロー「バットマン」のスーツカラーを連想させることに由来します。

2013年に登場し、GMTマスターⅡの現代的なデザインを代表するモデルです。

スポーティな印象と高級感を兼ね備えており、多くのファンを魅了しています。

Ref. 126710BLNR 青/黒ベゼル「バットガール」

Ref. 126710BLNRは、青と黒のベゼルを持つモデルで、「バットガール」という愛称で親しまれています。

「バットマン」と似た配色ですが、ジュビリーブレスレットが装着されているため、よりエレガントな印象を与えます。

そのため、バットマンの女性版として「バットガール」と呼ばれるようになりました。

スポーツモデルでありながら、洗練されたデザインが特徴です。

Ref. 126720VTNR 緑/黒ベゼル「スプライト」

緑と黒のツートンベゼルを持つRef. 126720VTNRは、「スプライト」の愛称で知られています。

このニックネームは、ベゼルの配色が炭酸飲料「スプライト」を連想させることから名付けられました。

2022年に発表されたこのモデルは、GMTマスターⅡとしては初めてリューズが左側に配置されたことでも注目を集めています。

そのユニークなデザインが話題となり、ファンの間で大きな人気を集めています。

Ref. 1675 青ベゼル「ブルーベリー」

Ref. 1675は、鮮明な青一色のベゼルが特徴のモデルで、「ブルーベリー」という愛称で親しまれています。

このユニークな変化は経年劣化によるもので、ヴィンテージロレックスならではの魅力です。

青みがかったベゼルは非常に希少で、その美しい色合いがコレクターの心を掴んでいます。

市場でも高額で取引されることが多いモデルです。

Ref. 16753 茶/金ベゼル「クリント・イーストウッド」

Ref. 16753は、茶と金のベゼルを持つ「クリント・イーストウッド」という愛称が付けられているモデルです。

このニックネームは、アメリカの映画俳優兼監督クリント・イーストウッドがこのモデルを愛用していたことに由来します。

1982年公開の映画「ファイヤーフォックス」の劇中で着用していたモデルです。

ヴィンテージ市場でも非常に人気が高く、そのクラシックなデザインと高級感が多くのファンを魅了しています。

Ref. 1675 青/ピンクベゼル「ピンクパンサー」

青とピンクの退色したベゼルを持つRef. 1675は、「ピンクパンサー」という愛称で親しまれています。

このユニークな配色が、アニメキャラクター「ピンクパンサー」を連想させることから名付けられました。

退色具合が一つひとつ異なるため、唯一無二の魅力を持つヴィンテージモデルとしてコレクターに人気です。

Ref. 1675 茶ベゼル「コンコルド」

Ref. 1675の茶色ベゼルのモデルは「コンコルド」という愛称で親しまれているモデルです。

このニックネームは、茶ベゼルが洗練されたデザインを持ち、当時の超音速旅客機「コンコルド」の高級感を彷彿とさせることに由来します。

GMTマスターの中でも特にヴィンテージ市場で注目されるモデルであり、その落ち着いたカラーリングとゴールドとの組み合わせがエレガントな雰囲気を醸し出します。

現在では希少性が高く、コレクターズアイテムとして評価されている一本です。

Ref. 1675 青/赤ベゼル「コルニーノ」

Ref. 1675の初期型で、青と赤のペプシカラーのベゼルを持つモデルは「コルニーノ」という愛称で知られています。

このニックネームは、イタリア語で「小さな角」を意味し、リューズガードの形状が小さいことに由来します。

ヴィンテージGMTマスターの中でも特に初期のモデルに位置づけられ、コレクターにとって非常に人気の高い時計です。

そのクラシックなデザインと歴史的な価値が、多くの愛好家を惹きつけています。

Ref. 16710（D番、Z番、M番）「スティックダイヤル」

Ref. 16710の一部のモデルは、「スティックダイヤル」という愛称で呼ばれています。

この愛称は、文字盤のGMT表記において「II」の部分が棒状のフォント（スティック）になっていることに由来します。

通常のGMTマスターⅡとは異なるこの文字盤デザインは非常に希少であり、コレクターの間の評価は高いです。

こうしたわずかな違いが、ヴィンテージモデルの価値をさらに高めています。

Ref. 1675 初期タイプ「ロングE」

Ref. 1675の初期モデルの一部で、「ロングE」というニックネームが付けられています。

この愛称は、文字盤の「ROLEX」の「E」のフォントが通常よりも縦長であることが由来です。

GMTマスターの中でも特に初期型に見られる特徴であり、こうしたディテールの違いがヴィンテージ市場では重要視されています。

細かな違いを楽しむコレクターにとって、特別な意味を持つモデルです。

Ref. 116769TBR「アイス」

Ref. 116769TBRは、「アイス」という愛称で知られる非常にラグジュアリーなモデルです。

このニックネームは、ケースやブレスレット全体に施されたダイヤモンド装飾が氷のように輝くことから名付けられました。

GMTマスターの中でも特別な位置づけのモデルであり、その豪華なデザインは圧倒的な存在感を放っています。

主にセレブや富裕層に愛されるモデルで、ロレックスのクラフトマンシップの最高峰を体現しています。

デイトナのニックネーム

ロレックス「デイトナ」は、クロノグラフ機能を搭載したスポーツモデルとして多くのファンを持つ時計です。

スポーツクロノグラフにおける比類なき存在として君臨していることから「キングオブロレックス」「キングオブクロノグラフ」と称されています。

デイトナの歴史やデザインの進化に伴い、数多くのニックネームが生まれました。

これらの愛称は、著名人が着用したモデルやデザインの特徴、さらには色使いなどが由来となっています。

以下に、代表的なデイトナのニックネームを紹介します。

Ref. 116500LN 白/黒目「パンダ」

白い文字盤に黒く縁どられたインダイアルを持つRef. 116500LNは、「パンダ」という愛称で親しまれています。

このニックネームは、白と黒の配色がジャイアントパンダの顔を連想させることに由来します。

モダンなデザインとスポーティな雰囲気が特徴で、デイトナの中でも非常に人気の高いモデルです。

そのシンプルで洗練された外観が、多くの時計愛好家を惹きつけています。

Ref. 6239「ポール・ニューマン」

Ref. 6239は、「ポール・ニューマン」という愛称で知られています。

このニックネームは、俳優ポール・ニューマンが愛用したことで有名になりました。

特に外周にスクエアのインデックスがある文字盤は「ポール・ニューマンダイヤル」として知られ、ヴィンテージロレックス市場で最も高価な時計のひとつです。

その希少価値と歴史的背景が、デイトナの中でも特別な存在感を持たせています。

Ref. 116598RBOW「レインボー」

Ref. 116598RBOWは、「レインボー」という愛称で呼ばれています。

このモデルは、ベゼルに配置されたカラフルなバゲットカットダイヤモンドが虹のように輝くことから名付けられました。

イエローゴールドケースと相まって非常に豪華なデザインとなっており、高級感あふれる一本です。

その独特なデザインが、時計コレクターやセレブリティの間で高い人気を誇っています。

Ref. 116598SACO「レオパード」

Ref. 116598SACOは、通称「レオパード」として知られる大胆なモデルです。

このニックネームは、文字盤やブレスレットに施されたヒョウ柄（レオパード柄）のデザインに由来します。

非常にユニークな外観で、従来のロレックスのイメージを覆す斬新さが特徴です。

その個性あふれるデザインは、時計愛好家の中でも賛否が分かれるモデルですが、希少性の高さから注目されています。

Ref. 116588TBR「タイガーアイ」

Ref. 116588TBRは、「タイガーアイ」という愛称で親しまれています。

このモデルは、文字盤に虎の模様を模したデザインが施されており、独特の輝きと高級感が魅力です。

イエローゴールドケースにブラックラバーストラップを組み合わせたスポーティかつエレガントなモデルで、他のデイトナとは一線を画す存在感があります。

日本では天然石のタイガーアイを用いたモデルも「タイガーアイ」と呼んでいますが、海外では違うモデルです。

Ref. 6241「ジョン・プレイヤー・スペシャル」

Ref. 6241は、「ジョン・プレイヤー・スペシャル（JPS）」という愛称で知られているモデルです。

このニックネームは、黒い文字盤と金色のインダイアルの配色が、かつて存在したF1マシン「ロータス・ジョン・プレイヤー・スペシャル」のカラーリングを彷彿とさせることに由来します。

デイトナのヴィンテージモデルの中でも特に希少で、コレクターズアイテムとして非常に高い価値を誇ります。

そのシックで洗練されたデザインが、時計愛好家たちを魅了する1本です。

Ref. 16520, 16523「ゼニス」

Ref. 16520やRef.16523は、「ゼニス」の愛称で親しまれています。

このニックネームは、これらのモデルに搭載されているムーブメントが、スイス時計メーカー「ゼニス」のエル・プリメロをベースにしていることに由来します。

1988年に登場したこのモデルは、ロレックスのデイトナとして初めて自動巻きムーブメントを採用したことで注目されました。

特にヴィンテージ市場では、ゼニスムーブメントを搭載したデイトナが高く評価されています。

Ref. 116506, 126506「プラトナ」

プラチナケースを採用したRef. 116506とRef.126506は、「プラトナ」という愛称で知られています。

このニックネームは、「プラチナ」と「デイトナ」を組み合わせた造語です。

アイスブルーの文字盤とブラウンのセラミックベゼルが特徴で、ロレックスの中でも特にラグジュアリーなデザインを持つモデルです。

2013年にデビューし、その圧倒的な存在感と高級感が多くの時計愛好家を魅了しています。

Ref. 6239, 6240「ソロ」

Ref. 6239やRef.6240の一部のモデルは、「ソロ」という愛称で呼ばれています。

このニックネームは、文字盤に「ROLEX」の表記のみが記載されていることに由来します。

通常のデイトナには「ROLEX」以外に「COSMOGRAPH」や「DAYTONA」の表記が入りますが、このモデルにはそれがなく、シンプルなデザインが特徴です。

希少性が非常に高く、ヴィンテージ市場では特に高額で取引される人気モデルです。

Ref. 116508「ジョン・メイヤー」「クリスマスダイヤル」

Ref. 116508は、特に緑文字盤を持つモデルが「ジョン・メイヤー」または「クリスマスダイヤル」という愛称で知られています。

このニックネームは、アメリカのシンガーソングライター、ジョン・メイヤーがこのモデルを愛用していたことで広まりました。

また、緑とゴールドの配色がクリスマスカラーを連想させることから、「クリスマスダイヤル」とも呼ばれています。

特別感のあるデザインが、多くのファンを惹きつけています。

Ref. 6263「ビッグレッド」

Ref. 6263は、「ビッグレッド」の愛称で親しまれているモデルです。

このニックネームは、文字盤に記載された「DAYTONA」のロゴが大きく赤色で印刷されていることに由来します。

ヴィンテージデイトナの中でも特に人気が高く、その赤いロゴが全体のデザインにアクセントを加えています。

希少性と美しいデザインの両方を兼ね備えたモデルで、コレクターの間で高額で取引されることが多い時計です。

Ref. 6263, 6265 「ビッグアイ」

Ref. 6263やRef.6265の一部のモデルは、「ビッグアイ」と呼ばれています。

この愛称は、インダイアルの大きさが通常よりも目立つデザインになっていることが由来です。

また、最近ではサブダイヤルのリングが細くなったことにより、ビッグアイに。

ヴィンテージ市場での人気も非常に高く、特に状態の良いモデルは高値で取引されています。

Ref. 16520 インダイヤルリング ブラウン「パトリッツィ」

Ref. 16520は、「パトリッツィ」というニックネームで知られるモデルがあります。

この愛称は、インダイアルのリング部分が経年変化によってブラウンに変色したものを指します。

この現象は非常に珍しく、時計専門家オシリオ・パトリッツィが発見したことから名付けられました。

その美しいエイジングが、ヴィンテージロレックスの魅力を象徴するポイントとなっています。

Ref. 16520 逆さ6「逆6」

Ref. 16520の一部のモデルは、「逆6」と呼ばれています。

このニックネームは、クロノグラフの6時位置のインダイアルに記載された「6」の数字が上下逆さに描かれていることが由来です。

この誤植のようなデザインが逆に希少価値を高め、コレクターズアイテムとして注目されています。

こうした細かな違いがロレックスの魅力の一つです。

Ref. 6263「オイスター・ソット」

Ref. 6263は、「オイスター・ソット」という愛称で知られるモデルです。

このニックネームは、文字盤に記載された「OYSTER」の文字が不鮮明で、滲んだように見えることに由来します。

この特徴は非常に珍しく、ヴィンテージロレックス市場では稀少なモデルとして価値が高いです。

その独特なディテールが、時計愛好家たちを惹きつけています。

エクスプローラーⅡのニックネーム

ロレックスの「エクスプローラーⅡ」は、冒険家や探検家のために設計された実用的なモデルとして知られています。

その独自のデザインや機能性から、多くの愛称が付けられており、時計愛好家やコレクターの間で親しまれています。

特に、24時間針や文字盤、モデルごとの歴史的背景が特徴的で、それぞれのニックネームには深いストーリーが多いです。

以下に、エクスプローラーⅡの代表的なニックネームを詳しくご紹介します。

Ref. 16550「ポーラー」

Ref. 16550のホワイトダイヤルモデルは、「ポーラー」という愛称で親しまれています。

ポーラーは英語で南極を意味しており、このニックネームは、白い文字盤が南極の白い氷を連想させることから名付けられました。

エクスプローラーⅡの象徴的なモデルであり、視認性を重視したデザインとスポーティな雰囲気が特徴です。

シンプルながら洗練された外観が多くのファンを魅了しており、特にアウトドア好きの愛好家から支持されています。

Ref. 1655「スティーブ・マックイーン」

Ref. 1655は、「スティーブ・マックイーン」という愛称で知られています。

このニックネームは、俳優スティーブ・マックイーンがこのモデルを愛用していたという誤った情報から広まりました。

実際には彼が着用した証拠はありませんが、その名前が付いたことで特別な人気を得ています。

特徴的なオレンジの24時間針と、ユニークな文字盤デザインがヴィンテージ市場での希少性を高めています。

デイデイト・デイトジャストのニックネーム

ロレックスの「デイデイト」や「デイトジャスト」は、クラシックなデザインと高い実用性を兼ね備えたモデルとして知られています。

これらのモデルにも、デザインや仕様、歴史的背景に基づいたユニークなニックネームが付けられており、親しみを持つファンは多いです。

以下に代表的なニックネームをいくつかご紹介します。

Ref. 16264 「サンダーバード」

Ref. 16264は、「サンダーバード」という愛称で知られています。

このニックネームは、回転式ベゼルを持つデザインがアメリカ空軍のアクロバット飛行隊「サンダーバーズ」によって採用されたことから名付けられました。

そのスポーティなデザインと高い実用性が特徴で、他のデイトジャストとは一線を画すユニークなモデルとして評価されています。

プレジデントブレスレット「プレジデント」

「プレジデント」という愛称は、デイデイトに付属するブレスレットのデザインに由来しています。

このブレスレットは、歴代のアメリカ大統領が愛用していたことから「プレジデントブレスレット」と呼ばれるようになりました。

デイデイト自体が「プレジデント」という愛称で親しまれることもあり、その名にふさわしく高級感と威厳を兼ね備えたモデルとして知られています。

Ref. 6916, 18039 「ステラ」

Ref. 6916やRef.18039の一部のモデルは、「ステラ」という愛称で呼ばれています。

ステラ（Stella）は、カラフルなラッカー仕上げの文字盤が特徴で、特にヴィンテージ市場で注目されています。

このニックネームの由来については諸説ありますが、スイスの会社「ステラ」によって作られたことが由来だという説が一番濃厚です。

赤や青、緑などの鮮やかな色合いが魅力で、当時のトレンドを反映したデザインとして評価が高いです。

その希少性から、コレクターの間で非常に人気のあるモデルです。

Ref. 128235, 128238, 128239 「Emoji」

Ref. 128235、Ref.128238、Ref.128239は、「Emoji」という愛称で知られています。

このモデルは、文字盤上に絵文字（Emoji）をあしらったユニークなデザインが特徴でニックネームの由来となっています。

ロレックスの中でも非常に珍しい遊び心のあるモデルで、特に若い世代や個性的なデザインを求める時計愛好家から注目されています。

このような特別仕様は、コレクターズアイテムとして高い価値を持っています。

Ref. 16013, 16014「バックリー」

Ref. 16013やRef.16014は、「バックリー」というニックネームで親しまれています。

このニックネームは、文字盤に描かれたローマ数字インデックスに由来します。

この文字盤デザインは、イタリアの時計ディーラー、ジョン・バックリーが好んで紹介していたことから名付けられました。

クラシックな雰囲気を持ちながら、独特なデザインがファンの心を掴んでいます。

Ref. 1601, 1603「ワイドボーイ/ファットボーイ」

Ref. 1601やRef.1603の一部モデルは、「ワイドボーイ」または「ファットボーイ」という愛称で呼ばれています。

このニックネームは、通常よりも太いインデックスや針を持つ文字盤デザインに由来します。

視認性を高めるためのデザインですが、そのユニークな外観がコレクターの間で人気です。

ヴィンテージ市場でも高く評価されるモデルです。

オイスターパーペチュアルのニックネーム

オイスターパーペチュアルは、ロレックスの中でもシンプルで純粋なデザインが特徴のモデルです。

その中でも特定のデザインや仕様に基づいて、いくつかの愛称が付けられています。

以下に代表的なニックネームをご紹介します。

Ref. 124300, 126000, 277200「バブル」

Ref. 124300、Ref.126000、Ref.277200は、「バブル」という愛称で知られています。

このニックネームは、文字盤のカラフルな配色や丸みのあるデザインが泡（バブル）を連想させることに由来します。

ポップな色合いとシンプルなデザインが若い世代を中心に人気を集めており、ロレックスの中でもカジュアルな印象の強いモデルです。

Ref. 2764, 2940 「バブルバック」

Ref. 2764やRef.2940は、「バブルバック」という愛称で親しまれています。

このニックネームは、ケースバックが膨らんだ形状をしていることから名付けられました。

1940年代に登場した初期のロレックスモデルであり、ヴィンテージ市場で非常に高い人気を誇ります。

そのクラシックなデザインと歴史的価値が、多くのコレクターを魅了しています。

Ref. 6593, 1011「ボンベイ」

Ref. 6593やRef.1011は、「ボンベイ」という愛称で知られています。

このニックネームは、ケースラグが曲線的で湾曲しているデザインから名付けられました。

エレガントなフォルムが特徴で、クラシックなロレックスの中でも特に個性的なモデルとして人気があります。

その洗練されたデザインが、愛好家たちの注目を集めています。

シードゥエラーのニックネーム

ロレックスの「シードゥエラー」は、プロフェッショナル向けのダイバーズウォッチとして開発され、高い防水性能を誇るモデルです。

その堅牢なデザインと機能性に基づいて、いくつかのニックネームが付けられています。

以下に代表的なシードゥエラーのニックネームをご紹介します。

Ref. 1665 赤ロゴ「ダブルレッド」

Ref. 1665の初期版は、「ダブルレッド」という愛称で知られています。

このニックネームは、文字盤に記載された「SEA-DWELLER」と「SUBMARINER 2000」の2行の赤い文字に由来します。

この赤いロゴは非常に印象的で、ヴィンテージ市場では特に高い人気を誇るモデルです。

その希少性と美しいデザインが、多くのコレクターを魅了しています。

Ref. 1665「グレートホワイト」

赤い文字がなく、すべて白い文字で記載されたRef. 1665は、「グレートホワイト」というニックネームで呼ばれています。

このモデルは、赤文字を廃止した後のシードゥエラーで、白いロゴが特徴です。

「ダブルレッド」と比較すると生産数は多いですが、ヴィンテージ市場では依然として高い評価を受けています。

そのシンプルでクリーンなデザインが魅力のひとつです。

Ref. 116660 D-Blue文字盤「ジェームズ・キャメロン」

Ref. 116660のD-Blue文字盤バージョンは、「ジェームズ・キャメロン」というニックネームで親しまれています。

このニックネームは、映画監督ジェームズ・キャメロンが2012年にマリアナ海溝の深海探査を行った際に着用したことに由来します。

文字盤は深海を象徴するブルーからブラックへのグラデーションが特徴です。

その美しいデザインが多くのファンを惹きつけています。

Ref. 16660「トリプルシックス」

Ref. 16660は、「トリプルシックス」の愛称で知られているモデルです。

このニックネームは、モデル番号に含まれる「666」に由来しています。

シードゥエラーとして登場したこのモデルは、サブマリーナーの進化版ともいえる仕様を備えています。

高い防水性能（1220m）やサファイアクリスタルの採用によって、プロフェッショナルダイバーズウォッチとしての地位を確立しました。

その堅牢なデザインと性能が多くのファンを魅了しています。

その他のロレックスモデルのニックネーム

ロレックスには、サブマリーナー、GMTマスター、デイトナ、デイデイト、シードゥエラー以外にも、様々なニックネームで親しまれているモデルがあります。

以下にいくつかご紹介します。

ミルガウス Ref. 116400GV Zブルー「ライトニングボルト」

ミルガウス（Ref. 116400GV）のZブルーモデルは、「ライトニングボルト」という愛称で知られています。

このニックネームは、秒針のデザインが稲妻（Lightning Bolt）の形をしていることに由来します。

そのユニークなデザインと、ロレックスとして珍しい鮮やかな青い文字盤が特徴です。

磁気に強い時計として開発されたミルガウスは、エンジニアや科学者に愛されるモデルです。

エアキング Ref. 116900「スピードメーター」

エアキング（Ref. 116900）は、「スピードメーター」という愛称で親しまれています。

このニックネームは、文字盤のデザインが航空機の計器を連想させることに由来します。

パイロットウォッチとしてのクラシックな要素を残しつつ、モダンなデザインを取り入れたモデルです。

その独特な外観が、多くの時計愛好家を魅了しています。

ヨットマスター40 ロレゾール「ブルージー」

ヨットマスター40のブルー文字盤を持つモデルは、「ブルージー」という愛称で呼ばれています。

このニックネームは、青い文字盤とステンレススチールとゴールドのコンビ（ロレゾール）の組み合わせが特徴です。

その洗練されたデザインとスポーティな雰囲気が、幅広い層から支持されています。

スカイドゥエラー Ref. 326934 青文字盤「ブルースカイ」

スカイドゥエラー（Ref. 326934）の青文字盤モデルは、「ブルースカイ」というニックネームで知られています。

このモデルは、スカイドゥエラーの中でも特に人気が高く、青い文字盤が空を連想させることからこの愛称が付けられました。

その高度な機能性とエレガントなデザインが、多くのファンを魅了しています。

まとめ

ロレックスの時計には、それぞれのモデルやデザインに基づいたユニークなニックネームが数多く存在します。

これらの愛称は、時計の特徴や歴史、著名人が着用した背景などから生まれ、時計愛好家やコレクターの間で親しまれています。

ニックネームは単なる呼び名に留まらず、それぞれの時計に特別な物語や価値を与える重要な要素です。

ロレックスの多彩なラインナップを知ることで、それぞれのモデルの魅力をより深く理解できます。

あなたにとっての「特別な一本」を見つける際の参考になれば幸いです。